映画記録(1)

一週間で十本ほど立て続けに観た映画の中で良かった作品を三つ挙げます。



扉をたたく人 [DVD]

扉をたたく人 [DVD]

9.11以降病めるアメリカを映し出してる映画。
ジャンベという太鼓を叩くシーンが出てくるんだけどこれが効果的に使われいる。耳に張り付いて来る。
私は主人公が「叩く」場面がとても好きだ。ある時はこっそりジャンベを練習し、またある時は刑務所の壁を叩く。感情を押し殺して生きて来た人が何かを叩くたびに生き返ってくるのだ。
たった4館でしか上映されなかった作品。大ヒットになったのは観た人が「良い作品」と認めたからだろうなあ。




ミルク [DVD]

ミルク [DVD]

1970年代に実在したアメリカの政治家ハーヴェイ・バーナード・ミルクの半生を描いた作品。
監督のガス・ヴァン・サント自身カミングアウトしているゲイとしてどうしても映画化したかったのだろうなあとしみじみ感じる作品。(ミルクは同性愛者)
ショーン・ペンが好きな人は観ないとこれは損かと思う。
同性愛者が今では考えられないぐらいの扱いを受けていた時代背景もよく描かれてる。
(あとこの作品に「イントゥ・ザ・ワイルド」の主人公エミール・ハーシュが出てますが最後まで気が付かず観終えました。




重力ピエロ 特別版 [DVD]

重力ピエロ 特別版 [DVD]

ある家族の忌まわしい過去・放火事件。
小説が出てるけどそっちは観ていない。この映画の出来が余りにも良いので読もうかな。主演の加瀬君が良い。あと岡田君のダビデ像みたいな滑らかそうな顔が炎を引き立たせていた。


*映画記録は今後も続くと思うので今回のは(1)不定期に書いて行きます。