オリンピック雑感

浅田真央のSPで伊藤ミドリを思い出した。技を決めても点数が伸びない。伸びないけれど「競技の世界」では最高の技を披露している。そしてキムヨナがカタリーナ・ビットに見えてきた。フィギア特有の「芸術の世界」とスピード感のある演技で滑り切った。
どっちがいいだとか点数の付け方に疑問や問題があるだとかまあ色々皆いいたい事はあるだろう。実際、海外メディアや元オリンピック選手の話などがwebで見ることが出来るので素人の私でも「なるほどそういう見方もあるんだなあ」と楽しんでいる。
双子のような容姿の2人がフリーでどんな演技をするのかわくわくしている。手放しでフィギアスケートを楽しめてる無責任な立場で良かった。関係者や昔から応援している立場だったらもう今夜あたりからドキドキして眠れなかったと思う。最高の場所でドラマティックなあらすじをこの大舞台まで引っ張ってきた2人に感謝したい。

同じスケートでもスピードスケートの方でこんな記事を見つけた。
清水宏保の書いたコラム「条治よ 悔しかったか」 http://www.asahi.com/olympics/columns/from_vancouver/TKY201002170311.html
清水氏がこんな事を書くのは昔の恨みめいたことじゃなく加藤選手へのエールだと思った。
天才は時に自惚れ努力を怠るときもある。清水氏は天才じゃなかったから死ぬほど努力してメダルを取った人。
その清水氏が「4年後の加藤」の可能性を信じているんだなと感じるコラム。
「銅メダルで終わるお前じゃないだろ?」清水氏はこれを言いたかったんじゃないだろうか。