幸せか不幸せか

masakooo1232010-01-21

昼食リクエストによく書かれている置き手紙めいた物が今日つぼったので載せておきました→




親による虐待やネグレストの記事をずらずらっと読んでて子供に親は選べないんだなと思いふと中学の時の友人の旦那の子供時代の話を思い出した。
子供時代に親が発狂して家にあった猟銃で撃たれたというなんとも凄い話である。
母親はとっくに家を出て父親と祖母と弟と4人で暮らしていた時に起こった事件で「ちょっとだけ新聞に載ったんだよ」と言った。
撃たれたけど致命傷にならなかったから良かったけどあんなの嫌だから早く家出たかったんだ。危ない目にあったよ、と起こった事より淡々と話す旦那さんにびっくりした。
出来婚でお金が無くって親に反対されて、狭くて古いアパートに住んでたけど子供も産まれて「幸せ」って言ってたから「よかったねおめでとう」と2人に言った。
過去は色々あったけど今幸せならそれでいいんだね、過去は寧ろ幸せになるための準備だったのかもねって。


5年後私の実家の3軒先の空き家に偶然その一家が引っ越してきた。うちの母親が私の同級生だと気がついて即電話を掛けて来た。どうもおかしいとうちの母親が言う。旦那さんとうまく行っていないんじゃないかと。
数ヵ月後友人は子供2人を連れて実家に帰ってしまった。旦那は引きこもったまま。たまに知らない女の人が家にやってくるんだとか。そのまた数ヵ月後旦那は居なくなりまたそこは空き家になった。残ったのは借金だった。


この話にはなんの落ちもなくただただ救いようが無い話だと思う。
ただ別れてから友人とその子供2人と逢ったが凄く元気で明るかった。しかも痩せてて綺麗になってた。
私が勝手に予想していた「不幸になってる図」とは真逆だった。拍子抜けしたのは8歳年下の彼氏が出来て「彼と結婚を考えて付き合ってるの」と言ったのだ。どひゃー。

今どうなってるんだかさっぱり分からないが今度実家に帰ったときにでも連絡してみよう。
親を選べない子供らも随分大きくなってるだろうなあ。