手抜かりの無い味噌をどうぞ

ロハスとエコは手間と時間と場所が要る。
毎度そう思いながら今年も味噌を自宅で作る季節がやって参りました。
この頃は味噌屋に麹と大豆を買って丸投げするご近所さんも居るみたいですがうちはまだ現役で大釜&臼を使用して作ってます。正直面倒です。面倒だけど出来上がるまでの工程が面白かったりします。
まずこれを使って大豆を選別します。 唐箕(とうみ) http://www.pref.iwate.jp/~hp0910/korenaani/f/166.html
渋い機械ですこれ。江戸時代に日本に導入、明治に普及されている経緯を見ると昭和初期にはうちにあったと思われます。場所は取りますが電力は取りません。人力です。

大釜です。下に薪を入れて選別した豆を「いい塩梅」まで煮ます。この「いい塩梅」っていうのが感覚でしか分からない適当さ加減です。豆を潰すとき皮がつるっと剥け大豆がほろっと崩れれば完成。夕方から煮て次の日臼で搗くまでそのまま放置します。

臼には麹と塩を加えて搗きます。これがなかなか大変です。腰に次の日きます。労働力が無いとロハスとエコにはお付き合い出来ないので、明日は味噌作り未体験の夫に参加して貰うことにします。ではおやすみなさい。